wong0110's diary

中国語で書かれた仏教書(主にテーラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。+日常の心模様の独り言<是誰庵のひとやすみ>。

「身念処」1-31

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

1-3-5 五力(図1-1)

(五力の作用は、五根と同じであるが、その力は五根より強い)

1)信力:

修行に対しての信心(=確信)が、一層強化され、修法を正しいものとする、確信が生まれる。

2)進力<ママ>(訳者注1)(努力):

心の精進力は更に強まり、かつ、煩悩を克服できるようになる(たとえば、「心が見ている」と観照する時、「私」が見ているのではない、ということが知れる・・・など等。

進力<ママ>は、妄想心と五蓋の生起を、防止する事ができる。)

3)念力:

心を<今・ここ>に、保持する事ができる。

4)定力:

心は、(+座禅・瞑想において)座っている所の色身を、明確に観照する事ができる。

5)慧力:

智慧が非常に強くなり、「私が座っている」という邪見を、変える事ができる。

というのも、智慧の力は、煩悩よりなお強く、故に、智慧は、煩悩を断じ除く事ができるからである。

通常、一般の人々が、修行を始めたばかりの時、愚痴(無明=愚かと無知)と貪愛は、非常に強い。しかし、五力の段階に来ると、無明と貪愛は、すでに克服・降伏されている。

第一智階(名色分別智)(+が成就されたそ)の後、定と慧は、等しく持もたれる。

それ以前では、定の方が、比較的強い。

(訳者注1)原文の<進力>は<精進力>と同じ意味だと思われる。しかし、同じ行に

<進力>と<精進力>が並列して出て来るので、<進力>は<ママ>とした。

(1-32につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>