<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
1-5-2 定
定の意味とは、専注、または専注の結果、であるが、近年来の理念の中では、ある種の教師は「不散乱」という、この種の、比較的広義の定義を使う場合もある。
定は、vipassanaの修行にとって有用であるが、しかし、それは刹那定の範囲に限定される。
基本的な定には三種類ある:
1)刹那定ーー瞬間定。
2)近行定ーー深い専注。安止定に近いレベル。
3)安止定ーー心をして長時間、一つの所縁に不動のまま保持できる。
注意するべき点は、上記の内、唯一、刹那定(瞬間定)だけが、vipassana 修法にとって、必要であるという事である。
(1-52につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>