Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。

是誰庵のひとやすみ~自知冷暖

2600年前、ゴータマ仏陀ご在世の時代、仏陀は各地へ行脚、説法をされたように、仏典では紹介されています。

でも、大昔、便利な交通機関もなかった頃、一生に一度しか、仏陀に会えなかった人々も、多くいた事でしょう。

彼らは、修行をどのようにしたのでしょうか?

仏陀から一言、

「心を清めなさい」とか、

「信じるべき事柄と信じてはいけない事柄をよく区別しなさい」とか、

出家なら

「戒律を守って、サンガをよりよく運営し、在家の模範となりなさい」

と言われて、それを守ったのでしょうか?

パオ森林寺院の住職パオ・セヤドーは、マレーシアの人々の質問に答えてこう言っています。

「修行は自分でできます。『智慧の光』をよく読んで、理解が出来たら、実践してみて下さい。うまくいくようなら、別に緬甸(ミャンマー)に来なくてもいいのです。」

日々、四正勤で心を清らかにして、清らかになった心で、静かに座禅・瞑想し、集中力が育ったなら、心を内に向けて、己の五蘊を観察する。

初歩的な観察、照見は、色々な小悟、中悟を齎し、高度な照見(vipassana)になれば、五蘊の無常・苦・無我(空)が、手に取るように見ることができます。

毎日コツコツ・・・戒を守れているか、心が清らかになっているか、自知冷暖です。

追記:修行の方法は、ご自身に合うものを選べばいいので、パオ・メソッドも、数ある修行方法の内の一つに過ぎません。中道であり、己の進歩を確信できるものであればよいと思います。

     <緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/Paññadhika Sayalay)