<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
1-12 12因縁(縁起)
12縁起は、一連に繋がった因果である。
それは12個の環によって、円形の鎖が形成されているものである。
またそれは、生死輪廻の因縁関係を説明しているものでもある。
12縁起とは、因と果の現象をコントロールする所の実相(自然的な真実の状態)であり、一つの環は、次の環を縁によって生起させるが、そのことによって、絶え間なく相続する所の、生死輪廻を造りだすのである。
12縁起は、因と果の組み合わせに過ぎず、因と果以外に、私とか、またはその他の外部的な力が、それ、すなわちーーこの世界または他の世界をーーをコントロールしている訳ではない。
人も、または外部の力も、このような現象を造りだす事はできない。
これを縁起の法といい、それは一種の因と縁の関係で、例えば、無明の縁によって行がある、などなどである(次頁の因縁の連鎖を参照の事)。
縁起法の研究は、この世間の人類にのみ限定される。12縁起の因と縁の鎖は、以下に示すとおりである:
(1-82につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>