Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。

「身念処」1-85

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

1-12-1 如何にして12縁起でもって邪見を破るのか?

12縁起の真相を理解したならば、智慧の力でもって、顛倒妄想を打ち破る事ができる。

1、無明:

<無明の縁によって行あり>を理解する事によって、(+己より)更に高度なレベルの力があるとか、それが万物を創造する、等の邪見に妄執する事を破り除く事ができる。

2、行:

<行の縁によりて、識あり>を理解する事によって、自我の邪見を破り除く事ができる。

というのも、「あなた」は生まれて来たのではなくて、結生識に過ぎないが故に。

3、名色:

<結生識によりて名色あり>を理解する事によって、名色が堅実であり、かつ永恒であるという邪見を変える事ができる。

4、六入:

<名色の縁によりて六入(眼、耳、鼻等)>を理解すれば、私が聞いている、私が見ている、という邪見を変える事ができる。

5、触:

<六入の縁によりて触あり>

触とは、根、塵、識が和合して生じる所の(識分別)であり、(+これを理解すれば)根、塵、識を我とみなす邪見を、変える事ができる。

6、受:

<触の縁によりて受あり>

受とは楽受等の事ーーこれを知れば、「私が」楽しい、「私が」苦しい、という邪見を変える事ができる。

7、愛:

<受の縁によりて愛あり(愛を心所法で表すと、貪心所になる)>

これを理解すれば、如何なる「有」(生命の形式)に生まれようとも楽しいのだ、という邪見を破り除く事ができる。

8、取:

<愛の縁によりて取がある(取は、貪心所と見心によって構成されている)>を理解したならば、ある種の物事は、魅力があるとか、美しいとか、耳に心地よい、など等の妄執を変える事ができる。

9、有:

<取の縁によりて有がある>

これを理解すれば、人の死後、断滅するという邪見(実際は、<取の縁によりて、有あり>であり、有とは思ー心所ー心王である。

思心所は、結果を生じせしめる意志または行動を推進する力であるーーすなわち、再びの出生、または有、の事)。

10、

<生>:(注1)有の縁によりて生があるため、これを理解すれば、五蘊を楽と見做す妄執を破り除く事ができる。

11、老・死:

<生の縁によりて老死あり>。

五蘊が常、楽、我、浄であるという邪見の妄執を変えることができる。

(注1)合計四の生がある:

1)胎生、2)卵生、3)湿生、4)化生。

(8-16につづく)

      <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。

<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>