Sayalay's Dhamma book

仏教書の翻訳は2019年夏をもちまして一旦終了しましたが、2020年発生しましたコロナ禍により、修行者独習に供する為、『親知実見』を翻訳しています。過去に訳出した23冊は<菩提樹文庫>にて閲覧できます。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

是誰庵のひとやすみ~捨覚支について

先日、IT上で、台湾の仏教団体のWebを見ていましたら、<捨覚支>に関する説明が、載っていました。

ざっと申し上げますと、捨覚支の実践とは、

社会で起こっている色々な出来事は、結局は、己自身が5根を通して情報を受け取って、ああでもない、こうでもないと言っている訳で、己の心を汚す情報は、己自身で捨てなければならない、というものです(ただし、社会生活を営む上で、必要な情報もありますから、それは智慧でもって分別を。「考えるな」と言われると、本当に考えない人がいて、これはただの馬鹿。)

ただ、捨覚支が7覚支の最後に来るのは、それを身につけるのが、相当に難しいから、だそうです。

また、残念ながら、定が深くなって、色法、名法が見えても(観じても)、それだけでは、己の人格は完成しないのだそうです。

何度も何度も色法の無常・苦・無我、名法の無常・苦・無我を観じつつ、その上で(同時進行で)、捨覚支も実践する。

これまで心に、捨の習慣がなかった者は、それこそ何度も何度も繰り返し、己において、捨の訓練をしなければならない。

それは、脳内シナプスの癖を、良い方へ、善なるものへと、変化させるほどの訓練を積まねばならない、との事

(S尊者談)。

ローマは一日にしてならず。

地道な訓練だけが、ものを言う。

        <緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay>