Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵のひとやすみ~クリスマスに思う

私の親戚、台湾に住む叔父一家は、親と子全員が、クリスチャンです。

叔父は90歳近く、少し認知症で、伯母は車椅子の生活ですが、介護する従兄弟家族は争うことなく、和気あいあいと過ごしています。天国に近い者は、世俗の争いを上手にやり過ごすのかも知れません。

叔父が以前に、こんな事を言っていました。

「仏教が正しいことは、分かっているんだよ。

でも、実践が、難しい、難しすぎる。

私にはできない。

だからクリスチャンになったんだよ。

愚かな人間は、死んだらイエス様が迎えに来てくれる。

それで十分だ。」

叔父さんは、自分を見つめて、人間の底なしの愚かさに、気が付いたのかも知れません。

信仰は自由です。

己の信じられるものを信じ、己の実践できる所から実践する。

己の愚かさを知る者は、賢者です。

メリー クリスマス!