<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
10、出家者に果物、トマト、キュウリなどの生野菜を供養する時、その野菜・果物の種がいまだ成長する可能性のある場合、施主は出家者に<作浄(浄を為す)>のやり方を学ばねばならない。
その方法は、野菜・果物がいまだ施主の手にある内に、または出家者がそれらを施主に渡した後、出家者が施主に言う:
”Kappiyaṃkarohi(あなたは作浄しなさい)。”
この時、施主は、ナイフまたはフォークで、それを切るか(つつくか)、またはそれに傷をつけるか、またはライターで焼くか、ライターでこするかして、答える
”kappiyaṃ Bhante(尊者、作浄は終わりました)”。
もし、果物が多い時、例えば葡萄などの時は、一粒一粒作浄するのではなくて、葡萄の粒が全部相互にくっついているのを確認した後、(+一粒に)作浄すればよい。
スリランカとタイの伝統では、出家者は三度作浄する事を要求する事がある。作浄した後、施主は、野菜・果物を手でもって、出家者に授与する。
もし、可能ならば、供養する前に、果物の中の種を取り除いておけば、直前の作浄を省略することができる。
(4-12につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。
<「偽比丘の見分け方」中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>