Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。

「身念処」2-22

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

2-2-5 初心者向け簡素な修法

修行を始めたばかりの初心者は、その修法を複雑にするのは好ましくない。というのも、身体は(粗いので)観照しやすく、心は(微細なので)観照し難い。故に、初心者は、<今・ここ>の身体を縁として観照するのが望ましいし、また、修法を以下のような制限の下で行うのがよい:

1)修行者の主要な任務は、座っている色身、立っている色身などを随時知っているようにする事。すなわち、できるだけ思慧の下にある状態を保持する事。

2)第二の任務は、その他の心識の干渉がないかどうか、または心識が、まさに各種の色身を観照している最中の心に侵入していないかどうかに注意を払う事(たとえば、「心が聞いている」「心が見ている」等は観照を干渉する心識である)。

3)一種の姿勢を、痛みが我慢できなくなるまで維持したのちに姿勢を変える事。その時、如理作意によって、姿勢を変えるのは痛みという苦を治する為である事をよく知る事。また、痛みは暫定的に止っているだけであって、それが新しい姿勢にも続いている事を知らねばならない。

4)「如理作意」によって、その他の動作(食事、沐浴、家事などなど)も、あた、苦を治する為である事を観照する。

5)総じて、初心者がなすべき主要な事柄は、各種の姿勢を認識する事、また、それが完全に熟練するまで訓練する事である。

(2-23につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>