Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。

「身念処」2-30

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

2-4 結論

正しい修法は、正しい結果を招く。

正しい修行は、智慧と、以前の資糧(多くの生による所の、正しい修行の累積)による。

重要なのは、この種の修法は、我々が身・心を「私」自身だ妄執する所の邪見から抜け出す事にある。

もし、修行者が、この種の邪見を捨てる事ができないのであれば、彼は第一番目の階智を成就することができないーー第一番目の階智を成就できないのであれば、彼は16の階智を展開して、涅槃を証する事はできない。

正しい果を成就する時、あなたは自分で知ることができるーーそれはあなたが飴を食べる様に。あなたは教師に、飴がどんな味であるかを、教えてもらう必要はない。

現代は、貪欲に満ち、智慧の欠乏する時代である。

というのも、この時代、一人ひとり(国王だけでなく、すべての人間)にとって、物欲の横溢する時代であり、高度な技術製品が我々の身・心を楽しませる時代でもある。

あれら、修行が速く進むであろうと思う修行者は、必ずや失敗する。

というのも、我々の煩悩は燃え盛り、心の内部の煩悩はすでに非常に長い時間累積されているからである。

心の中の煩悩を断じ除きたいと思う人は、煩悩を取り除く正しい方法を研究し、かつ仏陀教えを研究する事を通して、修行の方法を理解しなければならない。

正しい理論がなく、正しい修法がないのに、苦を滅しようとしても、涅槃に到達することはできない。

アチャン・ネンは言う:

「四念処の修行に成功する事は、非常に難しい事である。それは綱渡りを習うより難しい。もし、修行者が綱から落ちたら、再び綱に戻って再度チャレンジしなければならない。精進のことができない。で正念を誘発しーー正知でもって<今・ここ>に安住する事。

中道(好き、嫌いをなくす)を保持しようとするならば、小心翼々として、バランスを保たねばならない。

これは非常に難しい事ではあるが、しかし決して、不可能ではないーーもし、修行者が心から苦を滅したいと望むのであれば。

(hatenaで図表が制作できない為、P109~115の図表は省略します)

(3-1につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。

<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>