Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

FDC「37道品ハンドブック」2-1 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

【以下の翻訳は、福岡ダンマセンター(FDC)の法話会に供する為の資料として翻訳したものです。興味のある方はご参照下さい】

第二章 四念住

「念住」の定義とは、全心全意(=全身全霊)でもって、落ち着いた気持ちで以て、警戒心を持って、目覚めている事、である。

合計四種類の念住がある。すなわち:

一、身念住

二、受念住

三、心念住

四、法念住。。

 

一、身念住:

その意味は、全身全霊で、身体上に起こる現象に安住する事。例えば呼気や吸気。

二、受念住:

全身全霊で感受に安住する。

三、心念住:

全身全霊で(+己の)思想または精神的変化に安住する。例えば貪があるか、または貪から離れているか等。

四、法念住:

全身全霊で、法を観ずる事に安住する。例えば五蓋など。

この四種類の念住に関して、もし、全身全霊で身体のある部分に安住するならば、たとえば、呼気と吸気などであるが・・・それは一切の事物に安住した事になる。

というのも、修行者は、己自身の願望に従って、何か一つの対象に専注することができるが故に。

(2-2につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。

<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>