<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
【以下の翻訳は、福岡ダンマセンター(FDC)の法話会に供する為の資料として翻訳したものです。興味のある方はご参照下さい】
第二章 四念住
「念住」の定義とは、全心全意(=全身全霊)でもって、落ち着いた気持ちで以て、警戒心を持って、目覚めている事、である。
合計四種類の念住がある。すなわち:
一、身念住
二、受念住
三、心念住
四、法念住。。
一、身念住:
その意味は、全身全霊で、身体上に起こる現象に安住する事。例えば呼気や吸気。
二、受念住:
全身全霊で感受に安住する。
三、心念住:
全身全霊で(+己の)思想または精神的変化に安住する。例えば貪があるか、または貪から離れているか等。
四、法念住:
全身全霊で、法を観ずる事に安住する。例えば五蓋など。
この四種類の念住に関して、もし、全身全霊で身体のある部分に安住するならば、たとえば、呼気と吸気などであるが・・・それは一切の事物に安住した事になる。
というのも、修行者は、己自身の願望に従って、何か一つの対象に専注することができるが故に。
(2-2につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>