Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

★飛び入り翻訳~『24縁発趣論』3-9

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

こうして、彼はまた、一匹の悪龍(nāga)に変身し、Vidhuraを七巻して、彼の頭を攻撃する振りをした。

Vidhuraは、恐れを示さず、言った:

「お若いの。もう私を脅すのは止めなさい。

私は何があっても、恐れないのだから!

お前は、人間の若者に変身して、名をKaccaṇṇaと名乗った。

しかし、私はお前の本当の姿を知っている。

お前は力のある悪魔で、その名はPuṇṇakaだ!」

年若いKaccaññaは、またも見破られた為に、攻撃を放棄するしかなかった。

彼はVidhuraに問うた:

「Vidhuraよ。

お前は身体に護身符をつけていない、と言う。

超能力もない。

しかし、お前は聖者の七つの性質をもっていると言う。

お前は私に、聖者の七つの特質とは何かを、話してくれないか?」

Vidhuraは言う:

「お若いの!

お前には戒(sīla)がない。

定(samādhi)がないし、慧(paññā)もない。

お前は王女イランダーティ恋慕した事によって、無明が(+心)を覆い被した。

そのために、戒にも、定にも、慧にも触れることが出来なくなった。

お前が王女の美貌に深く迷えば迷う程、(+心は)欲楽の渦に巻き込まれており、故に、お前は、私から、聖者の七つの性質を聞き出す資格がない。

しかし、もし、お若いの。

お前が私を高い所に座らせて、お前が低い所に座って、跪いて私に説法を乞うならば、私はお前に説いてやろう」

Kaccañña:

「分かりました!先生!

あなたは、この布の上に、座って下さい。」

彼は己の服を折りたたんで、丘の上に置き、己は地面に跪いて、恭しく、己の希望を述べた。

こうして、Vidhuraは説法を開始した:

「その七つの聖者の性質とは、

信念(saddhā)、

持戒(sīla)、

多聞(suta)、

布施(cāga)、

智慧paññā)、

慙(hiri)、

愧(ottappa)である。」

(3-10につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。

<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>