Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★飛び入り翻訳~『24縁発趣論』3-11

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

持戒って何だ?」

持戒とは、他人を侵犯しない行為である。

お前が私を、馬の尻尾に結わえ付け、手足を縛り、粗暴に私に対応した時、私はお前を、罵っただろうか?

私は完全に、お前に対して、悪口をもって攻撃などしなかった。

私の身業はどうであったか?

私はお前を打たなかったし、逃げようともがく事もしなかった。

私の口業と身業は、ともに、攻撃性をもたない。

私の心の中には、お前を挑発したい、攻撃したい、などという思いがない。

このように、身口意において、行為をコントロール(制御)するのを、持戒と言うのだ。」

(3-12につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>