<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)
まさに、一般の人々が理解しているように、戒・律とは、「活命戒」(Ājīvaṭṭhamaka-sīla)の事である。
「布薩戒」(八関斎戒)及び10戒は、すなわち、常戒の、精緻なものを言う。
これらの戒・律を観照できる事はよい事であるが、もし、観照できないとしても、大きな問題はない。
身に黄衣の袈裟を纏っている修行者は、「活命戒」と「10戒」が、いわゆる(+守るべき)「戒・律」となる。
「八関斎戒」は、10戒の中に含まれるものである。
比丘について言えば、「四遍浄戒」(すなわち、比丘戒。波羅提木叉、活命遍浄戒、根律儀戒、資具依止戒)が、いわゆる(+守るべき)戒律となる。
全身全霊で、身体(たとえば、呼吸)と骸骨(=白骨)において安住する時、遍作定、近行定、安止定(または八定と言う)が生起するが、それが禅定を構成するものとなる。
四種類の世間的な「清浄」(見清浄、度疑清浄、道非道清浄、行道智見清浄)とは、見清浄から始まって、出世間的な智見清浄と結合して、智慧を構成する。
(3-12につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>