Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

FDC資料「37道品ハンドブック」4-10 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)

仏陀は以下のように言う:

精進・努力して「欲神足」を開発すべし。

精進・努力して「勤神足」を開発すべし。

精進・努力して「心神足」を開発すべし。

精進・努力して「観神足」を開発すべし。

(《相応部》(神足相応))

「如意」から遠く離れている修行者は、「神足」を証得したいとも思わない。

「欲神足」がない人は、「欲神足」を追求する必要性も感じない。

その結果、軟弱で、無気力で、挫折しやすい人になる。

「勤神足」「心神足」「観神足」においてもまた、同様である。

心霊(=心)を「身至念」の上に安住せしめれば、「欲神足」を打ち立てたと同じである。

輪廻の苦しみを黙想する「厭離心」(Saṁvega)の不思議な物語(+を参考に)、己に対して苦行やその他の「法」を実践する事は、「勤神足」に相当する。

己自身を奥深い「法」、たとえば「四大」(《相応部》(神足相応))に投入するならば、それは「観神足」になるのである。

(4-11につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>