Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

FDC資料「37道品ハンドブック」5-1 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)

第五章 五根

「根」(Indriya)は、支配者によって掌握される行為を言う。そうであるが故に、「根」と呼ばれる。

いわゆる「支配者によって掌握される行為」とは、支配者が掌握している所はどこであっても、違犯する者がいない、という意味である。

故に、一人の修行者が、己自身の心霊(=心)を掌握して、コントロール(制御)する力は、根本的な要素となるのである。

「根」は、合計五種類ある。

それぞれ:

信根、精進根、念根、定根、慧根

である。

「信根」は「信仰」を意味する。

「信仰」には二種類ある。

それぞれ:

自然信(pakati saddhā )。

修習信(bhāvanā saddhā)

である。

(5-2につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「37道品ハンドブック」スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>