Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

FDC資料「37道品ハンドブック」5-5 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)

「業処」の修行において、「身精進」と「心精進」を具備する修行者だけが、迅速なる精進を得ることができる。

「身念住」に安住するその刹那から始まって、日ごとに精進を開発するならば、それは「修習精進」であり、この種の精進は、「37道品」では、「精進根」と呼ばれる。

それは「業処」の修行において、懈怠の解消であり、熱情とエネルギーの出現を意味する。

心が対象に力強く安住する時、修行者に快感が生じる。

故に、「修習精進」に安立する事、及び逐一的に発展する事は、「信根」と同じなのである。

「37道品」の中において「念根」は、諸々の、たとえば、呼気・吸気の身体部分において、「出世間的正念道」を証悟するまで、「身念住」に安住し、「修習念」を開発する事を意味する。

(5-6につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>