<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
■外
環境、気候等が含まれる。
たとえば、英国の気候は比較的陰々としており、何人かの英国在住者が言うには、英国では非常に多くの人がうつ病になるのだ、と。
彼らのうつ病は、部分的には、気候の影響を受けているものである。
もし、天気が良いなら、気持ちは晴れやかで、もし、天気が陰々としている時、太陽が出ない時、気持ちは非常に憂鬱になる。
これは、外部に存在する所の、親依止縁と言う。
また、我々が住む所の環境、もし、我々の住まいの傍にサンガがあれば、我々には、布施、守戒、聴経、聞法、禅修の機会がある事になる。
このように、もし、外部の環境において、善知識が存在するならば、我々は、非常に多くの善行を実践することができる。
善知識は、我々が善をおこなう時に外在する所の、親依止縁である。
同様に、もし、争い多く、殺戮の多い環境にいるのであれば、我々は、非常に容易に、残虐になり得るが、この種の劣悪な環境もまた、我々の悪行の、外在する親依止縁である。
(9-6につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>