<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
13 業縁(Kammapaccayo)
業縁には二種類ある。すなわち:
異刹那業縁(nānākkhaṇika-kammapaccayo);
俱生業縁(sahajāta-kamma-paccayo)。
業:パーリ語「kamma」の意味は、「作為」であり、善または不善の思心所を指す。
52の心所の中に、思心所というのがあるが、それは業を造るのを本務とする心所であり、すなわち、業である。
仏陀は《増支部》の中で、「比丘たちよ、私は業となる(+因)はすなわち、思である、と言う。その願望にそって、人々は、身、口、意によって業を造る。」
業が熟すと、ある人は地獄へ行き、ある人は傍生者になり、ある人は餓鬼になり、人身を得る者、または天道に生まれる者もいる。
(13-2につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>