Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。

★飛び入り翻訳~『24縁発趣論』15-1

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

15 食縁(Āhārapaccayo)

この縁においては、縁法が縁生法の存在を支え、また、後者が成長するのを支援する。

食の主要な作用は、支える事と、強化・安定化である。

食縁には二種類ある:

色食(rūpāhāra);

名食(nāmāhāra)。

一、色食

食物の中の食素(栄養)は、また段食とも言う。それは、色身の縁法である。

なぜ段食と言うのか?

段とは、塊の事を指す。

仏陀の時代、比丘は手でもって食事をし、スプーンなどは使わなかった。

彼らは手を鉢の中に入れて、ご飯を取り出すと、御団子のように一塊にし、その後に口の中に入れた。故に、段食と言う。

段食は如何にして、我々の身体を支え、強化するのか?

我々は、食物を口に入れ、その後に飲み込むが、胃の中には消化の火があって、飲み込んだ食物を消化するのを助ける。

食物が消化されると、新しい代の色聚を造りだすが、それは食生色(食物によってできた色法)と言う。

食生色は、全身に遍布する。

もしそれが、目に届いたならば、我々の目を滋養する;

もしそれが、耳に届いたならば、我々の耳を滋養する;

もしそれが、全身の筋肉に届いたならば、全身の筋肉を、滋養する。

段食は、我々の身体を支え、身体をして体力のあるようにし、また生命を延長させる。

【縁法は食素(段食)で、縁力は食縁で、縁生法は我々の身体である】

究極諦(=究極的な真理)で言えば、色食は、四つの因(業、心、時節、食素)から生じる所の一切の色聚を支え、強化する。

何の縁力を通してか?

食縁である。

(15-2につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>