Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」2-21

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(問):そうであるならば、「この帰依は安穏である、この帰依は最上である」という言葉は、同一の使役動詞ではないのか?

(答):(そのようでは)ない。

ここでは、その状況を(述べているに過ぎない)。ここにおいて、同一の使役動詞の状況である所の意趣は、ただ偈頌の(一)行においてしかない;

この、仏等の三宝に帰依をしたならば、畏怖を破り除くと言い、その帰依の状況は、例外なく「安穏なる帰依と最上の帰依」であり、これは同一の使役動詞の状況を表す意趣である。

しかしながら、もし、余所でまたは往処が結合する時、その帰依は成就する事がない。

故に、上記の意趣はない。

(故にあなたの非難は)当たらない。

(2-22につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>