<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(問):そうであるならば、「この帰依は安穏である、この帰依は最上である」という言葉は、同一の使役動詞ではないのか?
(答):(そのようでは)ない。
ここでは、その状況を(述べているに過ぎない)。ここにおいて、同一の使役動詞の状況である所の意趣は、ただ偈頌の(一)行においてしかない;
この、仏等の三宝に帰依をしたならば、畏怖を破り除くと言い、その帰依の状況は、例外なく「安穏なる帰依と最上の帰依」であり、これは同一の使役動詞の状況を表す意趣である。
しかしながら、もし、余所でまたは往処が結合する時、その帰依は成就する事がない。
故に、上記の意趣はない。
(故にあなたの非難は)当たらない。
(2-22につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。
<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>