Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。

★飛び入り翻訳~《基礎発趣論(業縁と果報縁)》1-2

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

原書編者の序説によると、三種類の《発趣論》がある:

(1)《広説発趣論》・・・仏陀がトウリ天で天衆に説いたもの;

(2)《略説発趣論》・・・仏陀がシャーリプトラの為に《発趣論》の大綱を述べたもの。

(3)《非広非略発趣論》・・・シャーリプトラによる、《略説発趣論》への補充説明。

現在の南伝仏教に伝誦されているのは、三番目の《非広非略発趣論》(以下《発趣論》と呼ぶ)であり、この《発趣論》は、24の小論から成り立っている大論である。

この24の小論は、その法の説明の仕方によって、四種類に分類する事ができる:

(1)順法発趣論。

(2)逆法発趣論。

(3)順逆発趣論。

(4)逆順発趣論

である。

上述の四種類の発趣論の内には、それぞれ以下の、六種類の発趣が含まれている:

A、三法発趣論。

B、二法発趣論。

C、二法三法発趣論。

D、三法二法発趣論。

E、三法三法発趣論。

F、二法二(ママ)発趣論。

すなわち、順法発趣論を例にとると、六部の小論は:

順法三法発趣論、

順法二法発趣論、

順法二法三法発趣論、

順法三法二法発趣論、

順法三法三法発趣論、

順法二法二(ママ)発趣論

となる。

その他の逆法発趣、順逆法発趣、逆順法発趣は、同様に類推する。合計24部の小論となる。

注意力の不足している多くの人々は、24論とはすなわち、24縁のことであると誤解しているのであるが、実際は、因縁、所縁縁等の24の縁は、24部の小論の中において説明されている所の縁分に過ぎず、それが24部の小論と等しい、という事はない。

(1-3につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。

<《基礎発趣論(業縁と果報縁)》 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>