<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
先に業縁の定義をする。
業には二種類ある:
「異刹那業縁」と
「俱生業縁」(注5)
である。
もし、すべての思心所を業と呼ぶならば、思心所及び、その思心所に相応して生起する所の、心、心所、及び心生色法などは、皆、善・悪業の熟するのを支える機能を、持っていると言える。
Vipākā cattāyo arūpino khandhā aññamaññam
Vipākapaccyena paccayo hoti//
四つの名蘊(受、想、行、識)の果報縁、果報因及び果報縁は、相互に縁となる。
(注5)俱生業縁(sahajatakam)、その縁法は、89種類の心所の中の、思心所である。
縁生法は、思心所に相応する、心と心所、及び俱生色法である。
俱生業縁となる思は、それに相応する所の名法をして、各自各々の作用を執行せしめ、同時に、ある種の色法を励起せしめる。《アビダンマ概要精解》参照。
(2-4につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<《基礎発趣論(業縁と果報縁)》 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>