Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」3-3

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

加行【努力】が大きいが故に;

加行が同等の場合、対象が大きい事によって(大罪)となる。

有徳の人類等にとって、微徳の生物の殺害は、小罪であり;

大徳行の生物に対しては、大罪となる。

身体と徳行が同等である場合、(加害者の)煩悩と攻撃が弱い時、小罪であり、強い時は大罪である。

この(殺生には)五種類の構成要素がある:

「(+対象が)生物であり、生物想があり(=これは生物であるという思いがあり)、殺心があり(殺したいという心があり)、攻撃があり、その(攻撃に)よって死がある。」

方法には六種類ある:

「自ら、命令して、投擲、落とし穴(固定的な)、明らかによるか、神変(=神通)による。」

上記の(殺生に関する解説は)詳細であるため、義理が非常に複雑で、故に我々はこれ以上、詳細に解説しない。

更に進んで、その他の(解釈)を理解したいと思う者は、《律蔵》の註釈である《普端厳》(Samantapāsādikā)を参照の事。

(3-4につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。

<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>