<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
彼のこの邪行において、淫行をしてはならない対象において、徳行がないか、または無いと等しい場合は、小罪となる;
もし、(+対象が)戒等の徳行を具足している場合は、大罪となる。
この(欲邪行)には、四種類の構成要素がある:
「淫を行ってはならない対象である事、
当該の(対象に対して)淫を行う心がある事、
淫を行うという加行【努力】がある事、
道(性交の管道)を忍受して、入道する事。」
方法は一種類のみで、すなわち:
己自ら、である。
「虚妄」は、語または身の努力によって、詐欺を行って、利益を破壊【実義の隠蔽】をする事を言う。
詐欺の目的によって、身、語門の一門を運用し、邪思(心)によって、身体、語の努力を生起させて、他人を騙す事を「虚妄語」(musāvāda)という。
もう一つの(+理解の)仕方として、「虚妄」とは、不存在である事、不真実の事柄である、とすることもできる。
「語」とは、それが存在する事、真実である事を示す(+ものである)。
その特徴から言えば、「虚妄語」は、不真実の事柄をば、他人に真実であると信じさせたいという思いから、<思>によって生起する所の、表現の事である。
(3-8につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。
<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>