Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」4-5

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(共通するものに関する説明)

文中の、

「私は離れる学処を受持する

(veramaṇīsikkhāpadṃ samādiyāmi)」は、

一切の(学処)に共通する文言であり、故に、(先に)これらの共通する文言について、その義(=意味)を解説する:

文言から言えば「離(veramaṇī)」は、怨敵を圧倒する事、すなわち、怨敵を捨てる事、除去する事、消滅せしめて、怨敵が存在しないようにする事を言う。

または、人が何かの器具を利用して、敵から離れるのを言う。

このことから、veramaṇīの「(ve)」を「(vi)」と読んで、離の意味とする場合もあり、故に、ここにおいては:

「veramaṇīsikkhāpadaṃ(学処から離れる)」と

「viramaṇīsikkhāpadaṃ(学処から離れる)」と

いう二種類の誦法がある(+事が分かる)。

(4-6につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。

<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>