Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」 5-1

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

第四章 戒帰依に関する質疑

第一部:帰依問答

(1)

問:尊者にお聞きします:

私は、子供の頃より王爺、媽祖等を、十何年も、信仰してきました。

今、三宝に帰依しましたが、媽祖への信仰は、続けてもよいでしょうか?

答:<三帰依の内容>から言えば、「この三宝は、私の帰依(+処)、この三宝は、私の拠り所である」としたわけです。

衆生は、生死輪廻の逼迫を受け、畏怖と痛苦の中にあるので、三宝を求めて、それを帰依処、拠り所、避難処とするのです。

故に、あなたはすでに三宝に帰依して、仏教徒になったのであるならば、完全に、三宝に帰依するべきで、三宝以外の神などに、礼拝しない事です。

もし、あなたが宗教心で媽祖を礼拝するならば、三宝への帰依が破壊されます。

(2)

問:よく人から聞くのですが、彼は、誰それの大師に帰依した、と。どういう事でしょうか?

答:もし、彼が、他の宗教の信者であれば、彼は誰それの大師に帰依した、という事があるかも知れません;

しかし、我々仏教徒は、唯一、仏、法、僧(=サンガ)の三宝をもって、帰依の対象とします。

もし、誰かが三宝に帰依して、仏教徒になりたいと思っていながら、しかし、どのように帰依をしてよいのか分からない時、彼は、一人の比丘、沙弥または帰依の(+儀式の)手順を知っている在家信者に引導してもらって、帰依(+の儀式)を受ければよいのです。

勿論、彼はその長老、比丘または、在家信徒から仏法を学ぶ事はできますが、しかし、彼が帰依したのは、三宝全体に対してであり、単一の個人に帰依する事はありえません。

(3)

問:誰それの大師に帰依する事は、僧(=僧侶)に帰依した事になりませんか?

答:(2)で答えたように、帰依の対象は、三宝全体です。故に、僧とは、単一の個人を指すのではなくて、聖なる僧団(=サンガ)という事になります。それはすなわち、聖道と聖果を証悟した所の、四双八輩の聖人の団体を指します。

彼が帰依した誰それの大師は、道果を証悟した聖者ーーサンガの構成員でしょうか?

(訳者注:王爺、媽祖は、中国・台湾で信仰されている神祇)

(5-2につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。

<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>