Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 コメント欄はどなたも利用OKですが、リトリートに入っている時は回答致しません。

般若の独り言~他山の石

「他山の石」

日本では、性格の悪い人、素行の悪い人を見て「ああはなりたくない」という時、「あれを他山の石としよう」と言い、この俚諺を、反面教師的な意味で使っているように、見受けられます。

本来、他山の石には、その後の句があります。

「他山之石、可以攻玉」です。

ダイヤモンドや、玉石の原石は、軽石で磨くそうです。

という事は、軽石がないと、ダイヤモンドもヒスイも輝く事をできない、という事になります。

ダイヤモンドの原石が「私」で、対面に見える軽石でできた山が「他山」です。

他山にある軽石を持ってきて、自分を磨かせてもらうのですから、他山とは、己の成長にとって、絶対に欠かすことのできないトイシ、教師なのです。

<我以外皆教師>と言ったのは空海でしたか、与謝野晶子でしたか、忘れましたが、己自身以外の、あなたが軽石と軽蔑しているすべての存在は、あなたが輝くために絶対に必要な存在、という訳です。

人生の出会いに無駄はない。

   <緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>