<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(四)二種類の地
地(bhūmi)は場所の意味である。
すべての衆生の立脚点であり、育み成長する所。
二種類の地がある。すなわち:
1、凡夫地(puthujjana-bhūmi)
2、聖地(aariyabhūmi)
「凡夫地」とは凡夫の段階を指すもので、普通の、世俗の人の事である。
聖義諦でいうならば、すなわち「見顛倒」の人である。
この世間に住む、色々な衆生は、「見顛倒」でもって彼らの依止処とし、彼らの重要な支えとし、彼らの立脚点としているのである。
たとえば、:「私の身体の中には、ある種の永恒なるもの、善なるもの、欠かすことのできないものがある」などの、誤った概念など。
(4-2につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<《Vipassanāハンドブック》(原題 Vipassanā Dipanī)
Ledī sayādaw著 中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>