<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(一七)四種類の色法の生産者
四種類の色法の生産者は、以下の通り:
業(kamma)、心(citta)、火(utu)と食物。
一、業(kamma):
過去世において造(ナ)した善と悪の行為。
二、心:
己の心と心所。
三、火:
火界(tejo-dhātu)の二種類の状態を言う。すなわち、冷熱。
四、食物:
二種類の栄養を言う。内部の栄養は、受胎した時より後、獲得しているもの。外部の栄養は、食べる事によって食物の中から獲得している。
28種類の色法の内、その内の9種類、すなわち、六根、二種類の性別と命等の9種類は、業によって生じる;
二種類の表法は、心によって生じる;
声(音)は、心と火(utu)によって生じる;
三種類の変化色は、心、火と食物によって生じる。
残りの13種類の内、衰退と無常を除く、残り11種類、四大種、栄養素、可見色、香、味、空界、集成と相続などの元素は、上述の四個の原因によって生じる。
この11種類は常に、個別的に、現象界の四種類と関係がある。
この四種類とは、上に述べた四個の原因によって生じる。
いかなる現象も、上に述べた四個の原因によって組成されるもので、色法もまた、上に述べた四個の原因によって組成され、(+それを元に)8、9種類などなどの色法に組成されるが、それは、一グループ毎に、色聚(rūpa-kalāpa)と呼ばれる。
二種類の顕著な特徴(相色)について:
腐敗(老朽)と無常は、上に述べた四種類の原因によって生じる色法の外に置かれている。
というのも、それらは色法の破壊者であるが故に。
(18-1につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<《Vipassanāハンドブック》 (原題 Vipassanā Dipanī)
Ledī sayādaw著 中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>