Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」6-11

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(P187~200は、拙訳「『偽比丘』の見分け方」と重複する為、省略)

61、

問:

以前、私は一人の尊者に、あなはた第何番目のジャーナを証得しているか、聖者であるかどうかを訊ねましたが、彼はそのどれにも答えませんでした。なぜでしょうか?

答:

比丘がたとえ、ジャーナを証得していたり、または道果を体験したりしていても、仏陀は比丘が、いまだ具足戒を受けていない者に、そのことを話すのを禁止している(心堕落)。

比丘は小欲知足でなくてはならず、もし、彼が己の体験を漏らすならば、あなたは彼に特別な供養をしたいと思うのではないか?故に、仏陀は比丘に対して、具足戒を受けていない者に、己がジャーナ、道果などの上人法を証得した事を説明する事を禁止したし、また他の比丘の体験も漏らしてはいけない、と規定している。

(6-12につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>