Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 コメント欄はどなたも利用OKですが、リトリートに入っている時は回答致しません。

『禅修指南』紹介(10‐3)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(P402)

観智と神通

(概要抄)

過去と未来を識別する時、神通のある人だけがそのように出来るのだと考える人々がいるが、実際には、二種類の方法がある。それはすなわち、宿住随念智と観智である。

重要な条件

(概要抄)

過去の因を追尋する時、過去の臨終速行の目標を識別する事は非常に重要である。その臨終速行の目標を識別するには、過去世の臨終時の有分心を識別する必要がある。

観易いものを観禅(vipassanā)する

(概要抄)

1、一つの処門の中の、54または44種類の色法を、全体として観ずる。

2、一つの身分の中の、44種類の色法を、全体として観ずる。

3、六処門と42身分のすべての色法を全体として観ずる。

名色の滅尽

(概要抄)

禅の修行の時、宿世のハラミツがよい者は、色聚を見ることができる。しかし、地、水、火、風は、まだ見ることができない。

しかし、修行者が、透明体の中の四界と虚空界を、識別する事が出来たならば、久しからずして、色聚を見ることができる。

名法の観照

(概要抄)

禅の修行者が、色法の観察に満足した時、名法の観察に転換することができる。色法を徹底的に観照して後、名法の観察に転換するのがよい。

禅修行者が止行者の場合

(概要抄)

禅の修行者が、止行者(=サマタ行者)である場合、すでに証得したジャーナ心路過程名法から観禅(vipassanā)の修習をするのがよい。

好きな相を主に観照する場合

(概要抄)

三相(=無常・苦・無我)を徹底的に観照した後、己の好きな相を選らんで、それを優先的に、相当の時間を費やして観照するのがよい。聖道を証悟する為には、禅の修行者は、観智をば成熟させなければならない。

現世法

(概要抄)

一生の内で、結生心と死亡心の間には、名色法のみが存在している事を観察しなければならない。

1、色法の三相しか存在しない。

2、名法の三相しか存在しない。

五蘊

(概要抄)

(+五蘊の)無常を何度も観ずる事。

苦を何度も観ずる事。

無我を何度も観ずる事。

色法の同時観照

(概要抄)

名色法と五蘊法の観の修習に満足した後、同時に名色法を観ずる修習をする。すなわち、以下の順序で観ずるのである。

1、色だけ観ずる。

2、名だけ観ずる。

3、名色を同時に観ずる。

(10‐4につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

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<Ven. U Puññānanda『禅修指南』見出し紹介 文責 Pañña-adhika Sayalay>