Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 2018年8月10日の翻訳をもって翻訳ワークは終了しました。                     コメント欄は利用OKですが、リトリートに入っている時は回答しません。。

般若の独り言~仏教・哲学を生きる

先日、女優の樹木希林さんが亡くなられました。75歳でした。

私は、基本的に、自分が会った事のない俳優や運動選手などの有名人に対して、TVや映画でその姿を見ただけでファンになったり、入れ込んだりしないので(報道関連の通訳をしていた時に、マスコミが虚像を乱造するのを見た為)樹木希林さんにも、特に思い入れがあるわけではありませんが、彼女の死が大きくニュースになるという事は、やはり稀有な人であったのでしょう。

私は、《生きにくい現代の若者へ》と題した、水墨で描いた彼女自筆の自画像(こんな婆さんになっても生きていけ!)を(彼女の死後)見て、「この人は仏教の心を、仏教の哲学を生きた人だな」と思いました。

ご本人は仏教徒だとは宣言していませんし、なんでもかんでも<仏教>に引き付ける必要はないのですが・・・彼女は「自殺するのはよくない。自殺すると、来世はつらいものになる」と言っています。生死について深く考えておられたのでしょう。

これほどの大女優でも、「靴は登山用のスニーカー、雨靴と黒、茶、赤の革靴を一足ずつ」と言っていました。

尼僧である私の方が多い位で(笑)。

「美人さんは、顔に色々塗るけれど、私はドンドン削って行って、今は何も塗らないのです」と言っていましたが、これは私も同じです(笑)。

仏教は、理論も大事ですが、実践しなければ単なる戯言、絵に描いた餅ですね。

人生そのものが仏教であり哲学である、そんな生き方。

    <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>