Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(3-19)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

止(世間の貪、憂を調伏する)

仏陀は《大念処経》の中で、四念処に触れる時、常に、諸蓋を捨離する様に、と話した。

それはすなわち、仏陀が、(+経の中では)比丘は、貪と憂を捨離するべきである、としか述べていないにしても、その真意は、比丘に、すべての五蓋を捨離する事を、要求するものなのである。

【 1)比丘たちよ。

ここにおいて、比丘は身随観身において住し、熱心に、正知して、念を具備し、世間の貪、憂(vineyya loke abhijjhā domanassaṃ)を調伏する。

2)受随観受において住し、熱心に、正知して、念を具備し、世間の貪、憂を調伏する。

3)心随観心において住し、熱心に、正知して、念を具備し、世間の貪、憂を調伏する。

4)法随観法において住し、熱心に、正知して、念を具備し、世間の貪、憂を調伏する。】

(3-20につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著 (原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>