Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(3-26)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

ここにおいて、仏陀は、比丘が如何にして、第四禅の光を運用して、究極色法、究極名法とその因を了知し、かつ正面するのかを、描写している。

これは、仏陀が諸々の経において(+述べている所の)、vipassanā を教え導く標準的順序である。

こうしたことから、《大念処経》の義註では、仏陀はなぜ ”法随観” の部分において、先に、比丘に五蓋を捨離する様に教えたのか、その理由は、観の修習の前には、先に止を修習する必要があるからであると、解説している。

”法随観” の残りの四つの部分は、皆vipassanā と関係があり(+すなわち): 五取蘊、六処において、法随観法し、その後に七覚支を育成し、かつ四聖諦を証悟するのである。

(3-27につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著 (原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 Pañña-adhika Sayalay>