<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
触所縁とは、地界(pathavīdhātu)、火界(tejodhātu)、または風界(vādodhātu)の三種類の法の一つを、言うものである。
触所縁が、不断に、我々が膝と称している所の、身十法聚の中の身浄色にぶつかり、撃つ時、この三界の衝撃を通して、身識は、その傾向またはその程度に応じて、その中の一種類をのみ認識、認知する。
身体に疼痛を生じるのは通常、(+界の)アンバランスから来ている:
地界の硬さが強すぎる、火界の熱または冷たさが強すぎる、または風界の動きが強すぎる等・・・しかし、身識はいっときには、ただ一種類の(+特に)過剰な界しか、認識・認知する事ができない。
前に述べた様に、仏陀は、身識と身触、身触生受は、同時に生起するものであると解説しているが、これを通俗的な言葉で表現すれば、”膝が痛い” となるのである。
(3-47につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著 (原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>