Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

般若の独り言~数法

ブログの読者の方から「仏教なんてものは無いのだよ

(サヤレーは仏教、仏教って拘っているみたいだけど)」というお言葉を頂きました。

まさにその通りでして、私が 40年前に、タイの森林寺院で修行を始めた時、タイの方々に「ブッディズム」と言っても、全然通じませんでした。

彼らは仏教の事を「バワナ―」とか「サーサナ」とか言っていますね。それは修習または、徳を高めるための修養という意味の様です。仏陀ご在世の時「これは仏教である」等とはおっしゃらなかったのですね。彼はご自分が教祖である、などと一瞬でも思わなかったことでしょう。

昔、仏教は「数法」と呼ばれていたそうです。

一は、一境性。

二は、因と縁。名法と色法。止と観。世間諦と出世間諦。

三は、無常・苦・無我の三法印三宝

四は、四念処、四正勤、四界分別観、四聖諦。

五は、五根、五蘊、五取蘊、五蓋、五自在等。

六は、六識、六処。

七は、七覚支。

八は、八聖道。四禅八定は、12ではないので、こっちですか?(笑)

九は、仏陀の九徳。

12は、12処、12縁起。

10は、十波羅密。

18は、18界。

修習する科目は、37菩提分。

40は、止(=サマタ)業処の数・・・。

何でも数字で押さえて行く・・・さすが、<0>を発見したインド人ですね。

別に<仏教><テーラワーダ><大乗><密教><スピリチュアル><セラピー>等の呼び名に拘らなくてもいいですよ。

これを実践すれば、心が清らかになって、他人への恨みつらみが減って、己自身への信頼性が増し(自虐も他虐もなくなる)、業から来る苦、輪廻が齎す苦が止息する・・・それを保証し、実感できる教えなら、何でもいいのです。

私はアビダンマが好きで、その系統の著書を翻訳して皆様にご紹介していますが、私にとってこれは<趣味>であり<波羅密>であって、テーラワーダ人口を増やしたい訳ではありません。

ゴータマ仏陀は、ご自分の教えが広まるかどうか、全然気にしていなかったそうです・・・(『涅槃証悟の唯一の道』<No.3‐49>参照の事。)

理論を振り回すより、<先に苦が止息した者勝ち>です。

良い教えとは、<実践と証し>そのものであり、名称・名前は、後から人が被せた概念に過ぎないのです(勿論、逆も真なり~名は体を表す、という場合も有り得ますが)。

    <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>