Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6-16)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

精進根と定根

怠け者は、成功する事ができない。故に、精進は欠かすことができない。

しかしながら、精進が過度である時、心は蠢いて不安を生じ、その為に、その他の諸根もまた、それらの仕事を、完成させることができない:

信根は、入出息似相に対して、決定(+するという作業)ができず、念根は、己自身を入出息似相に安置することができず、定根は、干渉を阻止することができず、慧根は入出息似相を覚知することができなくなる。

こうしたことから、過度の精進は、心をして平静を保ちつつ、入出息似相に専注せしめることができなくなる(+事が分かる)。

ここにおいて、あなたは細心の注意を払うべきである:

過度の精進は、過剰に活動する事であり、精進の不足は、活力の不足を呼ぶ、という事を。

あなたは念でもって、過剰な精進を抑制し、それをして定とバランスを保てる様にする事。

また、精進とバランスできない定は、怠惰を引き起こす。

例えば、定力が上昇する時、あなたはリラックスした心でもって、入出息似相を専注するが、(+その時)慧でもって、それを覚知してはいない。

この種の状況の下、あなたは高度な定境を保つことができず、あなたの心はつねに ”有分に落ちて” しまって、何も分からなくなってしまうのである。

もし、あなたが念を用いて精進を抑制して、定根を策励するならば、それらが相互にバランスの取れた時、あなたは必要以上に頑張りすぎる事はないし、怠けることもなく、非常に安定して、ジャーナに向かって、前進する事ができる。

(6-17につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>