Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6-23)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

第四禅

第三禅を成就して、かつ第四禅の修習を希望するならば、あなたは習熟した第三禅から出定して、第三禅の二つの欠点と第四禅の一つの長所を、省察・思惟しなければならない。

それらは、それぞれに、以下の様である:

(1)第三禅の一番目の欠点は、喜という粗くて劣った禅支を持つ、第二禅に近いために、容易に第二禅に戻ってしまうという事。

(2)第三禅の二番目の欠点は、楽という、粗くて劣った禅支を持つために、第三禅をして、楽を含まない第四禅より、劣ったものにしている事。(3)第四禅の長所は、捨と一境性しか含まない為、第三禅より更に、静寂である事。

この様に省察・思惟して後、心は、楽というこの粗くて劣った禅支を必要とせず、ただ捨と一境性という、この二つの静かな禅支だけを欲する、という願望の下、安止を証得するまで、再び、入出息似相に専注する。

もし、あなたが、これまで第四禅に入った経験がないのであれば、この種の安止は、いまだ第三禅であり、楽の禅支は、いまだに存在している事を知らねばならない。

あなたは、第三禅に何分程か止まり、その後に第三禅から出定して、再度禅支を省察する。

この時、あなたは、楽禅支は粗くて劣っている事を発見し、捨と一境性は、非常に平静であると思えるであろう。

粗くて劣った禅支を取り除いて、平静な禅支を保留するために、あなたは再度、入出息似相に専注すれば、その時、あなたは、非常に快速に第四禅安止に入る事ができる。

その後、あなたは、第四禅の五自在を修習しなければならない。

(6-24につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>