<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
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”名” として観照する
色界と欲界心路の各種の名法を識別し、確定する目的は、心は、これらの名法の生、住、滅を除いては、他には何もない、という事を了知する為である。いわゆる霊魂、自我などというものはないのである。
これは現段階で、なぜ、それらをすべて ”名”(nāma)として、観照しなければならないのか、という理由である。
次に、初禅心路、第二禅心路などの、すべての名法を識別する。一つひとつの心路の、これらすべての名法(nāma)を識別して、かつ、それらの傾向(namana)と、付随している所縁の相によって、それらを(+何であるかを)確定する。
”名色” として観照する
名法をすでに識別し、分析したならば、それらが依存する所の色法を識別、分析しなければならない。
あなたの、四界分別の善くて巧みな(+修習力)を通して、欲界意門心路とジャーナ心路が、生起する時に依存する所の、心十法聚を識別し、分析する。
次に、色彩を見ることのできる眼(内処)と、見える色彩(外処)、及び耳と音声などなどを識別し、分析しなければならない。
その後再度、名法と色法の二者を
”名色”(nāmarūpa)、”名色” (nāmarūpa)などと、認識し、分析する。
(8-8につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>