Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(9-12)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

刹那生滅の識別

引き続き、次は、刹那生滅(khaṇato udayabbaya)

(+の説明)である。

それは、諸蘊の刹那刹那の生起、壊滅と変易を言うのである。

(1)諸蘊は生起するや否や、それらは即刻、極めて速くに壊滅する。

これは、それらの無常相(aniccalakkhaṇa)である。

(2)それらは常に、生・滅の、絶え間ない圧迫に面している。

これは、それらの苦相(dukkhalakkhaṇa)である。

(3)仏陀は、無常と苦によって、それらは永恒の実体、永恒の自我を持つことがない、と言う。

これは、それらの無我相(anattalakkhṇa)である。

(9-13につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>