<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
上に述べたものは、禅修行者が観の修習の時に観照しなければならない所の、三種類の相(tilakkhaṇa)である。
あなたは過去、現在、未来、内と外、粗さと微細さ、劣等さと優秀さ、遠いと近い、という五蘊の三相を識別しなければならない。
同様に、あなたは、(+我々が)以前に述べた所の、一切(sabbaṃ)の三相もまた、識別しなければならない。
それはすなわち、眼処、色処、眼識、眼触、および眼触の縁によりて生じる所の、受・想・思、愛、尋等々もまた、識別しなければならない[+と言う事である。)
耳、鼻、舌、身と意等、すでに証得した所の、ジャーナを含むすべての行法、また、縁起における 12支も、識別しなければならない。
この種の観智は”思惟智”(Sammasana ñāṇa)と言う。
すべてのグループの、それぞれの行法の三相を了知しなければならない為、また ”聚思惟”(Kalāpa sammasana)とも言う。
(9-14につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>