<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(1)正見(sammā-diṭṭhi):
智慧で以て、色法の無常を覚知する。
(2)正思惟(sammā-saṅkappa):
尋(vitakka)心所に相当する。
心をして、色法の無常に、投入せしめる。
(3)正語(sammā-kammanta):
事前に、受持する所の、虚妄語を遠離するなどの学処の事。
(4)正業(sammā-kammanta):
事前に、受持する所の、殺生を遠離するなどの学処の事。
(5)正命(sammā-ājīva):
事前にすでに受持する所の、相当の学処。
(6)正精進(sammā-vāyāma):
色法の無常の覚知に尽力し、心をしてそれに投入せしめ、それに専念せしめ、それに専注せしめる。
(7)正念(sammā-sati):
色法の無常に専注する。
同時に、その他の要素が色法の無常から離れない様にする。
(8)正定(sammā-samādhi):
色法の無常に専注する。
上記が、八支聖道の八項目が、どの様にして観の修習の第二段階において、生起するのかという説明である。
(9-17につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>