<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
また、疏鈔は、心生色と時節生色の、二者の光明の強度を、比較する:
Tattha vipassanācittasamuṭṭhitaṁ yogino sarīratthameva pabhassaraṁ hutvā tiṭṭhati、itaraṁ sarīraṁ muñcitvā ñāṇānubhāvānurūpaṁ samantato pattharati.
ーー「この二者の内において、観禅心によって誘発される光明は、ただ禅修行者の自身の内に存在する。もう一つの一者(時節生の光をいう)は、すなわち、『智の威力』によって、(身体の)外部に向かって拡散される。」
故に、これら外部に向かって、四方に照射される光明は、時節生色聚の色彩界である、という事ができる。
この光明は、智の威力によって生起するものであり、その強弱は、智慧の深浅によって定まる。
慧力が強ければ強いほど、光は、明るく輝くのである。
(2-13につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>