Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 コメント欄はどなたも利用OKですが、リトリートに入っている時は回答致しません。

翻訳『禅修指南』(3-4)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

《清浄道論》(Visuddhimagga)では以下の様に言う。

修習を開始する段階において、一つの重要な項目を、遵守しなければならない、それはすなわち:

na lakkhaṇato paccavekkhitabbaṁ

ーー「相を観察してはならない」

ここにおいて「相」とは、「自性相」(sabhāva lakkhaṇa、特徴)と「共相」(sāmañña lakkhaṇa)を指す。

自性相とは、息の中の四大のそれぞれの特徴の事であって、すなわち硬さ、粗さ、推進、熱さなどである。もし、あなたがそれらに注意を払うならば、あなたの修行は四界分別観になってしまい、それは安般念ではなくなる。

共相とは息の無常・苦・無我の三相を言う。

これは「入る、出る、無常」とか「入る、出る、苦」とか、「入る、出る、無我」などに注意を払ってはならない事を意味する。

というのも、この段階における入息と出息は、概念(注5)paññatti、観念)に過ぎないからである。

(注5)《智慧の光》中国語版では、パーリ語の paññatti を漢訳して「施設」、「概念」または「仮名」等としている。

(3-5につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版

中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>