<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(10/520)
ある種の禅修行者は、この段階において禅相が出てくる。
しかし、もし、平静に一時間修習して後においても、禅相が出て来ないのであれば、あなたは次の段階の修習に入らねばならない:
「私は、息の全体を覚知して、入息する」と修習し、「私は、息の全体を覚知して、出息する」と修習する。
ここにおいて、仏陀はあなたに、不断に持続して、最初から最後まで同一地点おいて、息の全体(全息)を覚知する様にと、指示する。
あなたがこの様に修習する時、禅相は生起する可能性がある。
もし、禅相が生起したならば、すぐに注意力を禅相に移してはならず、引き続き、息への覚知を継続する事。
(3-10につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay