<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(+修行が)この段階まで到達した時、あなたは禅相を弄んだり、また、故意にその形状を変化させたりしてはならないし、それを消失させてもいけない。
この事に注意する以外、あなたは、禅相の色彩に注意を払ってもならない。
《清浄道論》では、安般念の修習において、以下の様な、一つの重要な原則について言及している:
neva vaṇṇato manasikātabbaṁ --
「(禅相の)色彩に注意を払ってはならない」。
もし、あなたが、その色彩に注意を払うと、それは色遍禅の修習に変化してしまい、もはや安般念ではなくなってしまう。
そして、その為に、あなたの定力は停滞し、上昇することができず、禅相もまた、そのことが原因で消失してしまうであろう。
故に、水で満たされたコップに、一粒の真珠を放り込む様に、あなたは心を禅相の中に投げ入れて、心をして、平静に、対象を禅相として専注せしめる様にする。
(3-17につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay