Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『禅修指南』(3-20)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

例えば、誰かが、以下の様に思うとする:

「息を観ているだけで、本当に、ジャーナを証得することが出来るのだろうか?」

または:

「禅相は、綿花の様相を呈する時は、取相と言い、氷の様に透明な時は、似相というが、それは確かな事柄であろうか?」と。

もし、この種の疑惑が益々強くなるならば、彼は、この時代にはジャーナを証することはできないのではないかと懐疑して、結果、仏法に対して確信を失い、最後には禅定の修習を放棄してしまうであろう。

もし、人が、安般念業処でもって、禅定の修習をするならば、堅固な確信が必要である。

彼は、全くの懐疑心なく、妄想心なく、安般念を修習しなければならない。

もし、仏陀の教えに従って、仏陀の教法を系統的・段階的に修習するならば、必ずや、ジャーナを証得することができる。

(3-21につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版

中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>