Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

般若の独り言~釈果道師を悼む

先日、台湾の<法雨道場>の facebook を見ていて、

大変に驚きました。

台北汐止の精舎にお住まいの釈果道師が亡くなり、法雨道場の僧侶方が、弔問に上がった、というのです。

3、4年前でしたか、師の慈善精舎に行けば、テーラワーダ関連の中国語の仏教書が貰えるというので、従兄弟に頼んで車を出して貰い、鉛筆ビルの最上階にある精舎を訊ねたのは・・・。

私が「緬甸のパオ森林僧院で出家した在日台湾人です」と自己紹介すると、大いに喜んで下さり、本棚にある仏教書を「これも持っていきなさい」「あれも持っていきなさい」と両手いっぱいに、施本して下さいました。

後で聞く所によると、彼は、彼個人が頂くことのできる在家からのお布施を、すべて南伝仏教系の仏教書の翻訳と印刷、配布に注ぎ込み、彼個人の出費と努力で出版された書籍は、すでに100種を超えるほどになっている、と言うのです。

大乗仏教出身の僧侶でしたが、「阿弥陀仏信仰は間違っている」とも言い、精舎に飾ってあった大きな阿弥陀様を、少し複雑な表情で眺めていらしたのが、私の中の想い出になってしまいました(私個人は、念仏行がアビダンマでいう所の、仏随念の変形であれば、許容範囲内であると考えていますが・・・)。

2018年12月25日没。享年61歳。

クリスマスの日に、人知れず亡くなっていらしたので、急性の心臓疾患だと思われます。

彼が私に布施して下さった、沢山の仏教書の中の一冊《仏教徒信仰的是什麼》(仏教徒は何を信じているのか)の、主要な部分だけでも何篇か(ゆっくり)翻訳して、彼への供養にかえたいと思います。

師生前の善業功徳によって、善処に趣き、道果涅槃の得られんことを。

   <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>