Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

翻訳『禅修指南』(3-31)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

転向と省察の二者は、同じ「意門心路過程」(manodvāravīthi)の中において出現する。

転向とは、「意門転向心」(manodvārāvajjana)によって運用され、尋などの、五禅支の中の一つを、目標とする;

省察とはすなわち、意門転向心の後に、引き続き生起する所の、七つの速行心によって、運用されるものであって、二者は同じ目標を取るのである。

《増支部・母山牛經》(Aṅguttara Nikāya、Pabbatteyyagāvī Sutta)において、仏陀は比丘たちに以下の様に、注意を与えている:

いまだ初禅の五自在に熟練する前に、第二禅に進んではならない。

その様にするならば、彼は初禅を失い、かつ、第二禅にも到達することができなくなり、(+同時に)二者を失うであろう、と。

初禅の五自在に熟練した後、あなたは、第二禅の修習に、進む事ができる。

その時、あなたは先に、初禅に入らなければならない。

初禅から出て、初禅の欠点及び、第二禅の長所を思惟する:

初禅は五蓋に近い;

初禅の内の尋、伺禅支は粗悪でり、劣っていて、それらは、初禅をして尋、伺のない第二禅の静寂より劣らせしめる。

この二つの禅支を取り除きたいという思いの下、喜、楽、一境性のみを残したい、という願望をもって、再度、似相に専注する。

この様にすれば、あなたは喜、楽及び一境性を具備する所の、第二禅に到達することができる。

次に、第二禅の五自在を修習する。

(3-32につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>